インタビュー|公認会計士一発合格者|資格の学校TAC利用

資格の学校TACを活用し、会計士試験、日商簿記1級に一発合格した「しぎさん」に取材しました。
公認会計士試験の一発合格の秘訣や監査法人の就活事情などリアルなお話を伺います!

しぎさん:公認会計士試験合格者

大学在学中に、公認会計士試験に挑戦し合格。
卒業後は監査法人に勤務し忙しい日々を過ごす。
現在24歳で、趣味は株式投資や将棋

2017年12月短答式試験合格(一発合格)
2018年8月論文式試験合格(一発合格)


利用予備校:資格の学校TAC(WEB通信)

※取材当時の情報です。

目次

大学1年次からTACで学習スタート

高校2年生のとき、大学の説明会で会計士という仕事を教えて貰う機会があり、公認会計士を知りました。
数学が得意で数字に強いという自負と、難関試験に挑戦したいという気持ちがあり、魅力を感じました。
大学入学後、早々に資格の学校TACのWEB通信で会計士試験の勉強をスタート大学の授業が終わった後や休日にTACの講義を受けたり自習したりしていました。

大学2年の12月に短答式試験、3年次の8月の論文式試験に一発合格。
卒後後は監査法人で監査業務をしていますが、複数のクライアントに関与できるのが面白いですね。多くの会社員や事業主は自社のことしか見れないと思うのですが、監査業務は複数の会社の様々なビジネスを知ることができます。
1社に勤めながら複数の会社を知れるのは今後のキャリアに活かせると感じますし、趣味の投資にも活きています。

資格の学校TACのWEB通信で一発合格

TACは会計士講座の講師のほとんどが公認会計士の資格を有しています。
実際に会計士試験の勉強をし合格されている方々なので、勉強法や合格後の話を聞いてモチベーションを維持できそうだと思いTACを選びました。
受講して感じたTAC会計士講座のメリットデメリットは下記の通りです。

TAC会計士講座のメリット
TAC会計士講座のメリットはテキストや問題集、答練の質が非常に高く、これらを何度も読んだり解いたりすることで自然に実力がつくように感じました。

TAC会計士講座のデメリット
テキストが分かりやすい反面、講義が単調でつまらないように感じました。
テキストにマーカーで色塗りするだけのような講義もあり、意味のない時間だったように思います。


大学1年次から受講したため、バイトや大学の授業と被って受講できない可能性もあったので、融通の利くWEB通信講座を選びました。 
好きな時間に受講でき、大学やバイト等の他のスケジュールとの調整がしやすかったです。
また、講義を倍速で聞くことが出来るので、効率的に学習できました。
自宅でも集中できる人、スケジュール管理ができる人はWEB通信がオススメです。

資格の学校TAC公認会計士講座について知りたい方はコチラ→資格の学校TAC公認会計士講座

一発合格できたシンプルな勉強法

会計士試験は短答、論文ともに1回の受験で合格しましたが、勉強法は非常にシンプルです。

講義を一通り受講→その後、テキストを読んで問題集を解く
この流れを5周くらい繰り返しました。

1回解いただけだと記憶定着も良くないですし、忘れやすいです。本試験までの知識定着を図る目的で何周も回すようにしていました。TACのテキストを信じて、手を広げずそればかり繰り返していました!

上記にプラスし、直前期は答練と過去問も解きました。
直前期の答練は難しく、あまり出来はよくありませんでしたが、成績はあまり気にしないようにしました。
過去問は合格ラインに十分達していていたので、自信を持って試験に臨むことができました。

日商簿記1級にもチャレンジ

会計士の短答式試験を勉強をしていた際、実力を測る目的で日商簿記1級も受験しました。
日商簿記1級としての学習期間は半年で、1回で合格できました。

主にTAC公認会計士講座の財務会計論・管理会計論のテキストを使って学習しました。
TACのテキストは非常に分かりやすいですが、通信講座の講義は単調なので知識が身に着いたような感覚があまりありませんでした。テキストを読んで理解したい人にはオススメですが、講義を聞いて理解したい人にはオススメできません。

直前期の5月末~6月上旬にかけては資格の大原が出版しているステップアップ問題集と過去問題集を用いて学習しました
TACのテキストを理解し、覚えるまで何度も周回しました。直前期にはステップアップ問題集と過去問題集を一通り解き、苦手な論点についてはテキストを確認して補強していました。

日商簿記1級の合格は会計士試験を受験する上で自信をつけることができました。
もし会計士試験に落ちたとしても就活でアピールできるという保険的な意味で、精神面に良い影響をもたらしてくれたと思います。

まだまだ売り手市場の監査業界

監査法人の就職活動は8月の論文式試験が終わった直後から始まり、法人説明会が開催されました。
私も法人説明会に参加し、監査業務の体験をさせてもらいました。11月の合格発表後は採用活動も本格的になり、1週間でどの法人に行くか考えることになります。面接は1日で一次、二次とあり、二次面接の最後に内定通知書をもらい、その後の手続について簡単に説明を受けました。

私は監査法人への就職を考えていたので、各社のパンフレットやホームページを利用し、就活の情報収集を行いました。
パンフレットは論文式試験終了後の帰り道や予備校の就職説明会で配られるので容易に入手できます。
エントリーシートや面接時に「会計士になりたい理由」や「就職後にやりたい業務」を説明する際に熱意が伝わるよう工夫するように意識しました。

監査法人は現状も、まだまだ若手が足りず売り手市場です。
監査法人は離職率が高く、特にシニアスタッフ層が足りないため、採用には積極的になっています。
会計士試験合格者の採用は一定の能力が担保されていることもあり、面接を受けて不採用になったという話は周りでは聞いたことがありません。

監査法人での仕事のリアル

監査業務は1年間で10社程度のクライアントに関与することとなり、様々なビジネスを知ることができます。
また、希望すれば日本基準の監査だけでなくIFRSや金融、パブリックなどの業務を経験することもできます。
ただし、業務量が多く多忙なため、若手スタッフ層は考える暇もなく与えられた作業をこなすだけとなっているケースもあります。
監査法人は現在、働き方改革の過渡期にあります。
今後改善されることが予想されますが、どこまで改善されるのか様子を伺っている状態です。

監査法人で長く勤務される方も当然いますが、監査法人から実家の会計事務所を継いだり、税理士法人や上場企業の経理部への転職といったケースも多いです。

インタビューまとめ

・手を広げすぎず予備校の教材だけを5回繰り返すシンプルな勉強法で会計士試験に合格
・監査業務は複数のクライアントのビジネスに触れることができるのが魅力。
・監査法人はまだ売り手市場。多忙だが、働き方の改革の過渡期で今後に期待


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