日商簿記3級は毎年30万人近くが受験する大人気の資格です。
日商簿記3級は知名度の高い人気資格ですが、合格のためには入念な準備が必要です。
この記事を読むことで簿記3級の取得メリットや最短合格に必要な勉強法が理解できます!
監修:吉岡のん
- 税理士試験に3年半で官報合格。
- 日商簿記3級は2週間の学習で満点合格。
- Youtubeチャンネル「のんびり税務」 (2018年〜2021)
- 著書「税理士試験 この勉強法がすごい」 (2020年 中央経済社)
日商簿記3級は2週間の学習期間で満点合格しました。
その後、日商簿記2級、税理士試験と勉強を進め合格しましたが、全てのスタートは日商簿記3級でした。
今回は簿記3級の魅力、そして3級に最短合格するためのコツという流れでお話します。
日商簿記3級のメリット
日商簿記検定を勉強する前は「簿記」は「お金系の資格かな?」くらいのイメージしかない知識0状態でした。
そのような状態でも2週間でその後の人生で役に立つ「簿記」の基本的な考えを習得することができました!
簿記3級は3級といえど得れるものが非常に多いものだと私自身の経験からも感じています。
簿記を勉強すると会社のお金の流れが理解できるようになります。
そうすると、仕事はもちろんビジネス以外の日常生活においても知っていることが増え、人生が面白くなってきます!
私が簿記3級を勉強したのは大学生の時でしたが簿記3級といえど、学習の前後で街を歩いていてもお店に貼ってある「決算セール」や「棚卸し」の意味がわかり、自分の世界が広がって生活が楽しくなったことは今でも覚えていますし、そこで簿記の楽しさに気付いたからこそ、その後2級、税理士試験と上位の資格にチャレンジすることができました。
簿記はビジネスにおいても、そしてビジネス以外でも人生をちょっぴり豊かにしてくれる知識だと感じています。
そんな簿記3級ですが、時代が加速化する現代においては最短で合格したいと感じている方も多いと思います。
簿記3級の最短合格のために必要なコツをマインド面と具体的な学習方法に分けてお話します。
日商簿記3級攻略:マインド面
まずマインド面についてです。
簿記3級合格のために最も大事なことは侮らないこと!!
他の検定でも言えるかもしれませんが3級というと易しく見積もってしまったり、3級ならそこまで勉強しなくても大丈夫だろう・・と甘く考えている方が多いのではないかと思います。
確かに2級1級と級が上がっていくごとにボリュームが増えますし、学習内容の難しさも増していきます。
また合格率も級が上がっていくごとに狭き門にもなっていきます。
しかし、これは3級が簡単、受かりやすいということではありません。
特に簿記を初めて勉強する人の場合、簿記と初対面なわけで、「簿記ってなに?」「仕訳とは?」と概念的なところで戸惑う方が多いのではないかと思います。
また簿記3級の合格率はおよそ30〜50%程度を推移していますが、これは合格率が高い時であっても半分の人は落ちるということです。受験生の中には2回目、3回目の受験生も含まれていますから、初学にひとの合格率は50%よりもっと低いはずです。
簿記3級は余裕、簡単という思い込みはなくし適度な緊張感を持って勉強しましょう!
緊張感が出てくると「勉強計画を立てよう!」「仕事前に何ページ進めよう」と勉強に対する向き合い方も変わってきます。
簿記3級は初めて簿記を勉強する人にとっては、つまずくところがたくさんあると思います。
大変なこともたくさんあると思うけど、だからこそ学べることがたくさんあるのが3級です。
侮ってたり甘く見ていると学べもるものも学べませんし、結果として合格から遠ざかってしまいます。
日商簿記3級攻略:具体的な勉強法
そして次に具体的な学習内容についてです。
私は簿記3級は独学だったので2冊の本を使って学習を進めていました。
1冊はテキスト兼問題演習、もう1冊は過去問題集です。
「どんなテキストがオススメですか」と聞かれることがありますが、日商簿記検定については実際に書店で読んでみて「これが合いそう」というのを選ぶのが何より良いと思います。
私は半分が図やイラストの視覚的に理解が捗りそうなテキストを選びました!
そして、繰り返しになりますが初学者にとっては「簿記」が何なのか分からず、つまずく方が多いです。
最初の入り口から分からなくて、勉強が進まない人もいるかもしれません。
ですが、最短合格を目指す場合、ここで立ち止まっている時間はありません!
「完璧主義にならずに先に進んでいくこと」が簿記の学習において大切です。
1つ1つの論点を完璧に押さえていくというより2、3回テキストを回す中で押さえていくが良いかと思います。
簿記3級は、具体的な計算内容が複雑でつまずくというのは比較的少ないと思います。
やはり初学の人にとって大変なのは「仕訳って何?」「減価償却費って何?」といった概念的なところで分けがわかんなくなり、困ってしまうのではないかと思います。
簿記3級に関しては、ある程度受験生がつまずくポイントが決まっていると思います。
そういうポイントについてはテキストにきちんと説明があると思うので、何度も何度もテキストを読むことによって自分の中に落とし込んでいくという作業が良いのかと思います。
日商簿記3級まとめ
今回は簿記3級合格のために必要なマインドと具体的な学習方法をお話しました。
3級は勉強方法以上にマインドが大事です。3級だからといって甘く見ず、学ぶ気持ちを持って取り組んでいくことが合格に繋がります。
3級に真摯に向き合って勉強することで、短期間で多くの学びが得れますし、その後2級1級と勉強するときも、スムーズに入れる気がします。ぜひ3級の勉強にしっかり向き合って、1つでも多くの学びを得てほしいと思います。
今回は日商簿記3級の魅力と最短合格するためのコツについてお話させていただきました。
ぜひ簿記の勉強を通じてご自身の世界を広げて生活の豊かさにつなげていって欲しいなと思います。
YouTubeチャンネル「のんびり税務」では、動画でお話ししています。
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