税理士試験合格の秘訣シリーズ!
合格者は大なり小なり失敗しながら合格を手に入れます。しかし出来る限り失敗は避けたいもの。
今回は、先輩方の失敗体験を教えてもらいます!
反面教師として失敗談を受け止め、最短合格を目指しましょう!
監修:吉岡のん
- 税理士試験に3年半で官報合格。
- 税理士受験生の応援団長として、実践しやすい勉強法を発信している。
- Youtubeチャンネル「のんびり税務」 (2018年〜2021)
- 著書「税理士試験 この勉強法がすごい」 (2020年 中央経済社)
なぜ、あえて失敗したことを話すのか、、?
巷に出回る合格体験談はうまくいった方法などポジティブなお話が多いです。
しかしどんなに人でも大なり小なり失敗をしていると思いますし、私も何度も挫折しそうになりました。
受験生が「辛いのは自分だけではない」ということを知って欲しい、そんな思いで、私の失敗経験をお話します!
気合いで乗り切ろうとして失敗!
今でこそ税理士試験や簿記検定の勉強法をお話させて頂いていますが、勉強を始めた当初は何のノウハウもない状況でした。
おそらく、それまでの人生で受験をしっかり経験してきた方だと、自然と勉強のやり方が分かる方が多いと思います。
しかし私は、ノウハウ0、まるで土台のない状態からのスタートでした。
勉強に慣れていない状態でしたが、とにかく絶対合格するぞ!という気合いだけはあったので、まさに「我武者羅」という言葉がぴったりですが、、我武者羅に勉強していました。
勉強計画とか勉強法とか関係なく、朝から晩までとにかく机に向かうみたいな感じです。
気合いだけの我武者羅な勉強だったので、効率も悪くうまくいきませんでした。
一生懸命頑張っているのに成果が出ないのは辛かったです・・
自分にあった勉強法を取り入れて効率的に勉強することの重要性を感じました。
完璧主義になりすぎて失敗!
勉強において、完璧主義者は合格が遠のきがちです!
といいつつ、私も最初、完璧主義を貫いてしまいました。
試験に合格するには完璧に理解しないとダメだと思っていたし、性格上も完璧じゃないと気持ち悪かったんです。
「理解できないと、次に進みたくない」
「理解できていないと、問題を解きたくない」 そんな気持ちで勉強をしていました。
しかし受験勉強は「限られた時間の中で成果を出すこと」が必要です。
完璧主義になりすぎると先に進むことができなくなり、重要なのにできない論点を残してしまう可能性だってあります。
完璧主義の方が逆に不完全な状態で試験に臨む可能性が高くなってしまうんです。
そして、私が受験生時代に感じたことですが、完璧に理解できる状態にして問題が解けるようになるより、完璧に理解はできないがまずは解けるようにし、そのあと理解に戻った方がスムーズに理解できることが多いです。
例えば、税法や財表とかで、理論は意味不明だけど、とりあえず該当部分の計算は解ける状態にしてなった!という方が、後から理論に戻った時にあれだけ理解できなかった理論の意味が理解できるようになるという感じです。
完璧主義な性格を直すのはとても苦労しましたが、不完全でも前に進むことに慣れることで治すことができました!
完璧主義な性格を変えるのは大変だと思うのですが、限られた時間を最大限に活用するために「変えてみること」にチャレンジし、その状態に「慣れて」いきましょう!
受験生活に慣れて失敗!
税理士試験の科目合格者である程度試験に慣れてしまった方や試験勉強が長期化してくると「慣れ」が起きます。
勉強する「習慣に慣れる」ことは良いことですが「受験生活に慣れる」のは良くなかったなと私自身、反省しています。
試験に慣れてくると、以前のように劇的に悪い成績を取ることもなくなってきたし、過去の成功体験に自惚れてしまい、悪い成績でも直前でなんとか行くのではないかと期待してしまい、自分に甘くなってしまいました。
受験生活に慣れてきてしまったがために、余裕ができてしまい、甘えてしまったと反省しています。
どんなに勉強しても、受験生活に慣れるということはなく、余裕を作らず最後まで危機感を持って勉強を続けることが最短合格には必要だと感じます。
しくじり経験まとめ
今回は私の失敗体験を3つ厳選してお話しました。
私の勉強法の多くは私自身の失敗や反省を基にしたものが多くあります。
皆さんには出来るだけ遠回りせず最短で合格を勝ち取ってほしいと思います!
YouTubeチャンネル「のんびり税務」では、動画で失敗体験をお話ししています。
こちらも是非ご覧ください!